人生を大切にする経営、働き方について考えるコラム
 
2016.06.27

山も水も空もみんな一緒。

那須岳 抖擻 with 大聖坊 星野先達

 
 
大好きな友人、ひろしさんに誘われてこの週末は那須岳 抖擻へ行ってきた。
 
ひろしさんとはチェンジザドリームシンポジウムのファシリテーター合宿で出会って以来、social design cafeで一緒にコラボさせてもらったり、ひろしさんの森へ参加させてもらったり、ご縁が続いている。
 
そして、今年の初めに参加したネッツトヨタ南国の横田さんが横田流経営を教える横田塾で、偶然、ひろしさんと嬉しい久しぶりの再会。お互いの近況を分かち合う中で、なんと二人とも去年の夏に出羽三山の修験に行っていたというではないか。
 
修験なんてレアだし、山伏と言っても「What’s 山伏??」の状況が多い中で東北の出羽三山まで3日間の修行にお互い行っているなんて、なんていう偶然!しかも、ほぼ同時期に、、。
 
そこで話は盛り上がり、大聖坊の星野先達がひろしさんの地元、那須岳に来て修行を付けてくれるという今回の話につながっていくわけで。つくづく、世の中、本当に面白いものだと思う。つながるところは不思議とつながっていく。
 
ということで、いってきました。那須岳。丸くて面白い形をしている茶臼岳が象徴的で栃木県と福島県にまたがる標高1,957mの活火山。
 
今回は峠の茶屋から登り始め、峰の茶屋、朝日岳、熊見曽根、清水平から北温泉でゴールというおよそ6時間ほどの登山ルートで歩んだ。 
  

人生を大切にする経営、働き方について考えるコラム
 

【山は足で歩くんじゃない。腰で歩くんだよ】

 
当日はものすごい強風で、グオゴォォーー、と風が吹き付ける時は立っているのがやっとで、気を抜けば身体を持っていかれてしまう。実際に、一緒に行った仲間の一人は風に吹き飛ばされ靭帯を損傷してしまい無念のリタイヤとなってしまった。
 
本当の強風の中では、前に進むことはおろか、そこに立っているのもやっとで、強風の前では人間は小さい存在なのだと思い知らされた。都会で吹いている風なんて可愛いもので、「風なんて大したことないよ」と、どこかで侮っていた自分のおごりに気づく。
 
そんな中、スイスイと山道を進む先達。御歳70越え。今回のメンバーの中で、もちろん最年長。「山は足で歩くんじゃない。腰で歩くんだよ。」そうアドバイスをもらって、意識してみると不思議と安定感が増す。 
 

 
人生を大切にする経営、働き方について考えるコラム

 

【祈りながら登る】

 
今回は抖擻であるからスポット、スポットで山を拝みながら祈る。祈ることで、感じることが増し、心がすーっと軽くなっていくのを感じる。
 
「ただ山を登るだけのハイキングじゃなくて、みんなも祈りを込めて登ったらいいのにな。」「そしたら全然、変わるのにな。」
 
祈るという行為は、日常あまり行われなくなってきたことかもしれないが遺伝子研究の大家である筑波大学名誉教授の村上氏も祈りにはとても力があると説いているし、祈りの力は、これからもっともっと注目されていくと思う。
 

 
人生を大切にする経営、働き方について考えるコラム

 

【自然界に流れるエネルギー】

 
 「山に入るとさ、どんどん元気になるんだよな。」
 
誰よりも身軽でエネルギーに満ちている星野先達が話すとその言葉は、その通りなんだなぁと感じる。そして、僕に修験の道を教え導いてくれた師匠も山に入ると、年齢を忘れさせる存在感を放つのを思い出す。
 
「身体は器なんだよ。」
 
自然界には何かエネルギーがあって、器が清浄だとそのエネルギーが身体(器)に流れてくるのだろう。だから、器の中のエネルギーは年齢に関係なくて、エネルギーをうまく取り込める人ほど元気であれるということになる。そう意味で、先達は山に入るたびに自然界のエネルギーをチャージしているから、”山に入ると、どんどん元気になる”のだろう。(NARUTOの仙人モードみたいなものか!?)
 
不思議に聞こえるだろうけど、星野先達しかり、山で修行を積んだ人たちと一緒に山を登らせてもらうと、登山の後半になればなるほど身体が軽くなっていくのだ。それはきっと、汗をかき、祈り、黙々と登っていく中で、心の塵や垢が流れ落ち、だんだん器が綺麗になって自然からのエネルギーが身体に満ちていくから。
 
そして、そうした状況になればなるほど、感覚が敏感になり、ふとしたことからも気づきが得られるようになる。「今、こんなことを感じたんだ」と、山で気づいたことを一緒に登っている人たちとシェアすると、そこからまた新たな気づきが生まれ、新たな展開に発展していくことも多々ある。そうしたことを一度経験すると、山に行くことはただの登山ではなく、特別な意味を持った体験になっていく。 

 
伊那食品工業の塚越会長からお話しを伺う
 

【山で感じたことを、考え、行動に移す】

 
今回の抖擻中に先達の話を聞き、祈り、自然の中で佇んでいると、人間の身体全体が宇宙というか、みんなつながっているんだなぁという感覚になった瞬間があった。
 
普段、街で暮らしていると自然とのつながりや宇宙なんて意識することは少ないけれど、やっぱり僕らの生活は自然、地球、宇宙なくして成り立たないし、その恩恵を一身に受けて生かされているんだなぁと。万物とのつながりがあって、水も山も空もみんな一緒、みんなつながっていて、自分の中にあるんだなぁって。
 
そういう感覚が強くなると、胸の中にすべてのことに対する感謝と愛おしい気持ちが溢れてきて、山を登っているんだけど、身体がふわっと軽く優しく包まれているようだった。「頭じゃないんだよ。自然で感じたことを、里で考えて実行したらいい。」そうだなー。その通りだな。理屈じゃなくて、心がそうだよと共鳴してた。 感じたことを考え、実行する。今回の那須岳抖擻で感じたことを活かして、人や生命・人生を大切にする働き方や経営を磨いていきたい。
 
 

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